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社会の出来事に関心がなく、無知だった。

経済学で、身近な社会問題を紐解く日々へ。

中津川功祐さん

経済学部 3年生 ※取材当時

静岡県立浜名高等学校出身。ゲーム理論専攻。バスケットサークルに所属し、モデル活動も行っている。

「経済学=金融」じゃない。もっと幅広く、奥深く、社会を見つめる学問でした。

経済学部を選んだのは、中学の授業「公民」で経済に魅力を感じ、
大学で深く学びたかったからです。
実際に学んで印象的だったのは、経済学の幅広さと奥深さ。
経済学といえば金融というイメージが強いかもしれません。
しかし、環境経済学や行動経済学、家族の経済学など、
幅広いテーマを扱います。私が専攻する「ゲーム理論」は、
自分と相手との利益を数学的なモデルを使って最適な答えを導く、
いわば“駆け引き”ともいえる考え方。
最近は、コロナ禍で起きたトイレットペーパーの買い占め現象を
ゲーム理論で紐解きました。
身近な社会問題もテーマになる、
経済学の奥深さを実感しています。

オンライン授業をチャンスに。経済事情を調べる習慣が身につきました。

2020年はコロナ禍で、ほとんどの授業がオンラインに。
レポート課題も増えました。レポートを作成するには、
さまざまな資料を読み、理解する必要があります。
学びにおけるこの変化によって、たくさんの論文や新聞、
ネット記事などの資料を読み解き、
経済事情を調べることが習慣化。
オンライン授業が増えると、先生や学生と会って議論するなど
直接のやりとりが減るため、
不自由さを感じることもあります。
しかし、視点を変えれば、
新しい学び方をスタートさせるチャンスとも言えます。
今後、コロナが終息しても、
経済事情を調べる習慣は続けたいと考えています。

社会問題を解決する。経済学には、その力があると信じています。

高校生のころまでは社会の出来事に関心をあまり持てなかったのですが、
経済学を学んだことで視野が広がり、積極的に目を向けることが増えました。
いまは国の年金政策や制度の問題を考えています。
簡単に解決できることではありませんが、
どこかのタイミングで変えるべき制度だと思います。
今後は、小さな社会問題にも目を向け、
研究対象として扱うことで、そのメカニズムを解明したい。
社会問題を解決する力が、経済学にはあると信じています。

中津川功祐さん

経済学部 3年生 ※取材当時

静岡県立浜名高等学校出身。ゲーム理論専攻。バスケットサークルに所属し、モデル活動も行っている。

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